2024年6月25日(火)、「丸ちゃん教授のツミナハナシ―市民のための犯罪学―」#36を配信いたしました。今回は、やったのはこの人で間違いない、という時にも起きる「冤罪問題」について語りました。刑事裁判は人が人を裁くものです。ということは、間違いは必ず起きます。間違いのない裁判をするために、どんな方法があるのか。特に、生命を奪う刑罰である死刑事件を中心に考えています。ぜひ、お聞きいただき、日本の死刑について、一緒に考えていただければ嬉しいです。
番組は、Apple Podcasts、Spotify、Google Podcasts、Amazon Music、などで「ツミナハナシ」と検索していただければ、アプリでもご視聴いただけます!そして、ぜひ、お気に入り登録をしていただけると嬉しいです!Youtubeでは、毎月第1火曜日に過去回を順次配信中です。
また、毎月第3火曜日(次回は7月16日)には、21:30~22:30、X(旧Twitter)丸ちゃん教授のツミナハナシのスペースで、配信で語り切れなかった裏話を「ツミナハナシdeウラバナシ」として配信します。こちらはLIVE配信(アーカイブなし)ですので、リアルタイムにお話しします。こちらもぜひご参加ください。
(ご視聴はこちらから)
#036 実際にやった真犯人でも起きる “冤罪問題”
【トークテーマ】
・無罪を争う人気の刑事ドラマ、ここが気になる
・ “冤罪” の3つのパターン
・超適正手続 “スーパーデュープロセス”で向き合う「死刑事件」
・アメリカでは減軽だけを目的とした減軽専門家がいる!?
・何世代も遡って初めて分かるその人の特性もある
・お便り紹介
【キーワード】
死刑、刑事裁判、刑事弁護、冤罪、量刑冤罪、減軽専門家、mitigation specialist、適正手続、スーパーデュープロセス
【犯罪学の観点から語るエンタメ】
堀川恵子著
『死刑の基準-「永山裁判」が遺したもの』(日本評論社、2009)
『裁かれた命』(講談社、2011年)
<過去のエンタメ一覧>
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1nmy6oa_aYbdBkpuWWoRV9Hbsok4js1gI3LBPNsOmmMA/edit?usp=sharing
<Twitterハッシュタグ> #ツミナハナシ
<メッセージフォーム>
https://pitpa.cc/cjf-messageform
(構成:合同会社黒子サポート)
【丸山教授のコメント】
この番組では、罪と罰という、いっけん難しいテーマを、皆さんが普段目にする犯罪報道では語られない情報に焦点をあて、多角的な視点から語ります。この企画の原点は、学生時代に見ていた、ある窃盗事件に関する報道にあります。 高齢の方が、おなかが空いて、神社のさい銭箱からお金を取ろうとしたら、手が抜けなくなってしまって…という事件でした。報道では、これを笑い話のように紹介しました。皆さんはこの事件について、どのように考えますか?犯罪報道をエンターテイメントとして消費するだけでなく、」なんであんなことをしたんだろう”、”どうしたらよかったんだろう”といろんな想像力をもって犯罪現象について考えてくれる人が、社会に一人でも多く増えることを願っています。
番組は隔週火曜日夜です。ぜひ番組をフォローして最新のエピソードをお楽しみください。X(旧Twitter)で #ツミナハナシとつけて感想を書いていただけると嬉しいです。
【プロフィール】
丸山泰弘(まるやま・やすひろ) 教授 1980年生まれ。京都府出身。2010年に龍谷大学大学院博士課程修了〔博士(法学)取得〕。龍谷大学矯正・保護総合センター博士研究員を経て、現在は立正大学法学部で刑事政策を担当している。
2016年 立正大学蘊奥賞(奨励賞)受賞
2016年 守屋賞(研究奨励賞)【丸山泰弘著「刑事司法における薬物依存治療プログラムの意義〜『回復』
2017年 ロンドン大学バークベック校 客員研究員(刑事政策研究所)
2018年-2020年 カリフォルニア大学バークレー校 客員研究員(センター・フォー)法と社会学)
教職以外の役職:日本犯罪社会学会:理事、日本司法福祉学会:理事、犯罪学研究センター:嘱託研究員、治療的司法研究センター:客員研究員など
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