〔配信〕#41 “厳罰化” で誤魔化されない被害者支援

2024年9月10日(火)、「丸ちゃん教授のツミナハナシ―市民のための犯罪学―」#41「“厳罰化” で誤魔化されない被害者支援」を配信いたしました。今回は、以前よりご質問をいただいていた「犯罪被害」「犯罪被害者」について語ります。30分で語りつくせることではありませんが、私たちの考えていることをお伝えできるよう、精いっぱい話しました。ぜひ、お聴きいただき、感想をおくっていただけたら、嬉しいです。
番組の中で、南口が触れている書籍は、次の2冊です。新しい2冊です。関心のある方はお手に取っていただければと思います。

①伊藤冨士江 編著『犯罪被害と「回復」‐求められる支援―』(現代人文社,2024年6月)
②阿部恭子・岡田行雄 著『刑事法をめぐる被害に向き合おう!-被害者・加害者を超えて‐』(現代人文社,2024年5月)

番組は、Apple PodcastsSpotifyAmazon Music、などで「ツミナハナシ」と検索していただければ、アプリでもご視聴いただけます!(このリンクからも直接とべます)そして、ぜひ、お気に入り登録をしていただけると嬉しいです!YouTubeでは、毎月第1と第5火曜日に過去回を順次配信中です。
また、毎月第3火曜日(次回は9月17日)には、21:30~22:30、Xのスペースで、配信で語り切れなかった裏話を「ツミナハナシdeウラバナシ」として配信します。こちらはLIVE配信(アーカイブなし)ですので、リアルタイムにお話しします。こちらもぜひご参加ください。

(ご視聴はこちらから)
https://open.spotify.com/episode/1byxxET54TWIfARdkivecj?si=IHtW0X01RT21gBOAIdVZlg

#041  “厳罰化” で誤魔化されない被害者支援

【トークテーマ】
・徹底した被害者支援が必要
・被害者が求めることは厳罰なのか
・刑事裁判できることとできないこと
・2000年以降の被害者支援の展開
・被害者家族と加害者家族
・1人ひとりの被害と向き合う

【キーワード】
被害者、加害者、被害者支援、無罪推定、被害者参加制度、遮蔽措置、ビデオリンク、記録閲覧、記録謄写、被害者の意見陳述、被害者家族の求刑意見、心情伝達制度、出所情報通知制度、犯罪被害給付制度、犯罪被害者等基本法、犯罪被害者等基本計画

【犯罪学の観点から語るエンタメ】
『謝るなら、いつでもおいで』
著:川名 壮志

<過去のエンタメ一覧>
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1nmy6oa_aYbdBkpuWWoRV9Hbsok4js1gI3LBPNsOmmMA/edit?usp=sharing

<Twitterハッシュタグ>
#ツミナハナシ

<メッセージフォーム>
https://pitpa.cc/cjf-messageform

(構成:合同会社黒子サポート)

【丸山教授のコメント】
この番組では「罪と罰」といった一見すると難しいテーマを、普段目にする犯罪報道では語られない情報に焦点をあて多角的な視点から語ります。この企画のきっかけは学生時代に見ていたとある窃盗事件に関する報道にあります。 高齢の方が、おなかが空いて神社のさい銭箱からお金を取ろうとしたところ手が抜けなくなってしまったというものでした。その報道では、「罰が当たったね」というように笑い話のように紹介しました。
皆さんはこの事件についてどのように考えますか?犯罪報道をエンターテイメントとして消費するのではなく、“なぜあんなことをしたんだろう”、“どうしたらよかったんだろう”といろんな想像力をもって犯罪現象について考えてくれる人が社会に一人でも多く増えることを願っています。
番組は隔週火曜日夜です。ぜひ番組をフォローして最新のエピソードをお楽しみください。X(旧Twitter)で #ツミナハナシとつけて感想を書いていただけると嬉しいです。

【プロフィール】
丸山泰弘(まるやま・やすひろ) 教授 1980年生まれ。京都府出身。2010年に龍谷大学大学院博士課程修了〔博士(法学)取得〕。龍谷大学矯正・保護総合センター博士研究員を経て、現在は立正大学法学部で刑事政策を担当している。
2016年 立正大学蘊奥賞(奨励賞)受賞
2016年 守屋賞(研究奨励賞)【丸山泰弘著「刑事司法における薬物依存治療プログラムの意義〜『回復』
2017年 ロンドン大学バークベック校 客員研究員(刑事政策研究所)
2018年-2020年 カリフォルニア大学バークレー校 客員研究員(センター・フォー)法と社会学)教職
以外の役職:日本犯罪社会学会:理事、日本司法福祉学会:理事、犯罪学研究センター:嘱託研究員、治療的司法研究センター:客員研究員など>>
立正大学、 Research Map

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