私たちが目指すもの

19世紀後半のヨーロッパにおいて、かのフランツ・フォン・リストは、最善の刑事政策は最良の社会政策であると言いました。20世紀になり、社会防衛と社会復帰は刑事政策の目標となりました。しかし、1980年代、犯罪に対し厳しい刑罰で臨もうとする厳罰主義が台頭し、1990年代には刑務所は過剰拘禁になり、刑事司法は過剰負担に悩むことになりました。21世紀を迎え、私たちはこの失敗から学び、次のことを目指します。

人に優しい犯罪学・刑事政策

科学的な犯罪原因の究明と人道的・合理的な犯罪対策の実現

社会的孤立からの回復

多様なアディクション(嗜癖・嗜虐行動)からの回復の支援

市民のための刑事司法

裁判員時代における法情報・法教育の機会の提供

〔キーワード〕

  1. 科学としての犯罪学の確立
  2. 次世代の刑事司法の担い手の養成
  3. 孤立しがちな当事者の視点の重視
  4. リーガル・リテラシーの醸成
  5. わかりやすく、身近な法教育メソッドの開発
  6. 地域と地球を直接つなぐグローカルなネットワークの構築

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