〔配信〕#039 過去の責任と未来の危険【前編】

2024年8月13日(火)、「丸ちゃん教授のツミナハナシ―市民のための犯罪学―」#39を配信いたしました。今回は、ツミナハナシ初めての前後編、「過去の責任と未来の危険」【前編】をお届けします。未来の犯罪といえば、「マイノリティリポート」ですね。「未来殺人罪で逮捕する」と言われたらなんて答えようかな、とあの映画を観た時に考えた人は多いはずです。今は、自分のやったことで処罰されることはあっても、未来殺人罪で処罰されることはありません。でも、過去にやったことに責任を問えない時はどうするのか。

そもそも「犯罪とは?」というところから、じっくり考えています。ぜひ、お聞きください!
番組は、Apple PodcastsSpotifyAmazon Music、などで「ツミナハナシ」と検索していただければ、アプリでもご視聴いただけます!そして、ぜひ、お気に入り登録をしていただけると嬉しいです!YouTubeでは、毎月第1と第5火曜日に過去回を順次配信中です。
また、毎月第3火曜日(次回は8月21日)には、21:30~22:30、Xのスペースで、配信で語り切れなかった裏話を「ツミナハナシdeウラバナシ」として配信します。こちらはLIVE配信(アーカイブなし)ですので、リアルタイムにお話しします。こちらもぜひご参加ください。

(ご視聴はこちらから)

#039 過去の責任と未来の危険【前編】

【トークテーマ】
・法律で犯罪行為を決める3つのフィルター
・責任が問えないと犯罪は成立しない
・犯罪が成立しない責任能力がなかったら、お咎めなし?
・目的と実施方法で変わる保安処分あれこれ
・「将来の危険性」って誰が決めるの?
・お便り紹介

【キーワード】
犯罪、犯罪行為、責任能力、構成要件、違法性、有責性、保安処分、治療、社会安全、ハンニバル・レクター、羊たちの沈黙、危険、保護処分、少年、触法精神障害、心神喪失、心神耗弱

【犯罪学の観点から語るエンタメ】
『カッコーの巣の上で』
監督:ミロス・フォアマン(1975年、アメリカ)
出演:ジャック・ニコルソン・ルイーズ・フレッチャー

<過去のエンタメ一覧>
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1nmy6oa_aYbdBkpuWWoRV9Hbsok4js1gI3LBPNsOmmMA/edit?usp=sharing

<Twitterハッシュタグ> #ツミナハナシ

<メッセージフォーム>
https://pitpa.cc/cjf-messageform

(構成:合同会社黒子サポート)

【丸山教授のコメント】
この番組では「罪と罰」といった一見すると難しいテーマを、普段目にする犯罪報道では語られない情報に焦点をあて多角的な視点から語ります。この企画のきっかけは学生時代に見ていたとある窃盗事件に関する報道にあります。 高齢の方が、おなかが空いて神社のさい銭箱からお金を取ろうとしたところ手が抜けなくなってしまったというものでした。その報道では、「罰が当たったね」というように笑い話のように紹介しました。
皆さんはこの事件についてどのように考えますか?犯罪報道をエンターテイメントとして消費するのではなく、“なぜあんなことをしたんだろう”、“どうしたらよかったんだろう”といろんな想像力をもって犯罪現象について考えてくれる人が社会に一人でも多く増えることを願っています。
番組は隔週火曜日夜です。ぜひ番組をフォローして最新のエピソードをお楽しみください。X(旧Twitter)で #ツミナハナシとつけて感想を書いていただけると嬉しいです。

【プロフィール】
丸山泰弘(まるやま・やすひろ) 教授 1980年生まれ。京都府出身。2010年に龍谷大学大学院博士課程修了〔博士(法学)取得〕。龍谷大学矯正・保護総合センター博士研究員を経て、現在は立正大学法学部で刑事政策を担当している。
2016年 立正大学蘊奥賞(奨励賞)受賞
2016年 守屋賞(研究奨励賞)【丸山泰弘著「刑事司法における薬物依存治療プロ​​グラムの意義〜『回復』
2017年 ロンドン大学バークベック校 客員研究員(刑事政策研究所)
2018年-2020年 カリフォルニア大学バークレー校 客員研究員(センター・フォー)法と社会学)
教職以外の役職:日本犯罪社会学会:理事、日本司法福祉学会:理事、犯罪学研究センター:嘱託研究員、治療的司法研究センター:客員研究員など
>>立正大学Research Map

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