#005 少年法における介入~非行事実と要保護性~

エピソードの内容

刑事政策・犯罪学を専門とする大学教員で一般社団法人刑事司法未来の丸山泰弘と、刑事司法未来の南口芙美が「少年法における介入」についてお話しします。
<トークテーマ> ・私達の知らないところで活躍する少年法 ・少年法の目的は健全育成 ・犯罪少年・触法少年・虞犯少年 ・大人と少年の違い ・少年法の理念 ・全件送致主義 ・家庭裁判所調査官(家裁調査官)の役割 ・事実と要保護性 ・将来の犯罪や非行を防ぐための介入
<犯罪学の視点から語るエンタメ作品> ・『万引き家族』 ・『誰も知らない』

<刑事司法未来>
<Twitterハッシュタグ> #ツミナハナシ
<メッセージフォーム>
丸山教授コメント
「この番組で、罪と罰という難しいテーマを、なるべく親しみやすい形でお伝えします。みなさんが良く目にする犯罪報道では語られない情報に焦点をあて、多角的な視点から犯罪現象を考える切っ掛けにしていただければ幸いです。この企画の原点は、学生時代に視聴した、とある窃盗事件に関する報道にあります。高齢者が賽銭泥棒をしようと賽銭箱に手を突っ込んだら、手が抜けなくなっちゃって、そのまま逮捕された事件です。報道では、この事件を笑い話のように紹介しました。みなさんはこの事件について、どのように考えますか?犯罪報道をエンタメとして消費するだけでなく、”なんでそんなことをしたんだろう”、”どうしたらよかったんだろう”と、いろんな想像力をもって犯罪現象について考えてくれる人が、社会に一人でも多く増えてほしいと願っています。
番組は隔週火曜日夜に更新を予定しています。是非番組をフォローして最新のエピソードをお楽しみください。Twitterで #ツミナハナシとつけて感想を書いてくれると嬉しいです」龍谷大学 犯罪学研究センターは、「人に優しい犯罪学」の理念を、多くの方に広げる同企画を後援します。

講師プロフィール
丸山泰弘(まるやま・やすひろ) 教授
1980年生まれ。京都府出身。2010年に龍谷大学大学院博士後期課程修了〔博士(法学)取得〕。龍谷大学矯正・保護総合センター博士研究員を経て、現在は立正大学法学部で刑事政策を担当している。
2016年    立正大学蘊奥賞(奨励賞)受賞
2016年    守屋賞(研究奨励賞)【丸山泰弘著「刑事司法における薬物依存治療プログラムの意義〜『回復』をめぐる権利と義務」(日本評論社、2015年)】受賞。
2017年    Visiting Researcher at University of London, Birkbeck (Institute for Criminal Policy Research)
2018年-2020年    Visiting Scholar at University of California, Berkeley (Center for the Study of Law and Society)
教職以外の役職:日本犯罪社会学会:理事、日本司法福祉学会:理事、犯罪学研究センター:嘱託研究員、治療的司法研究センター:客員研究員など
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