〔配信〕#029 生まれながらの “犯罪者” は存在するか

2024年3月12日(火)、「丸ちゃん教授のツミナハナシ―市民のための犯罪学―」#29を配信いたしました。今回は、「生まれながらの“犯罪者”」について、犯罪学の父、ロンブローゾの研究をスタートに語っています。
今回から、過去に紹介したエンタメ作品の一覧を番組情報欄に掲載しています。こちらも合わせてぜひ、お楽しみください。

番組は、Apple PodcastsSpotifyGoogle PodcastsAmazon Music、などで「ツミナハナシ」と検索していただければ、アプリでもご視聴いただけます!そして、ぜひ、お気に入り登録をしていただけると嬉しいです!Youtubeでは、毎月第1火曜日に過去回を順次配信中です。

また、毎月第3火曜日(次回は2月20日)には、21:30~22:30、X(旧Twitter)のスペースで、配信で語り切れなかった裏話を「ツミナハナシdeウラバナシ」として配信します。こちらはLIVE配信(アーカイブなし)ですので、リアルタイムにお話しします。こちらもぜひご参加ください。

(ご視聴はこちらから)

#029 生まれながらの “犯罪者” は存在するか

<トークテーマ>
・犯罪学の父 “ロンブローゾ” が考えた犯罪者とは
・社会防衛論の展開と優生思想の危険性
・世界一産業が発展した街で急成長する社会学
・その後の生物学的犯罪学・脳科学的犯罪学の展開
・犯罪者の脳とシリアルキラー脳
・社会的要因と先天的要因とは別の原因で考える犯罪
・お便り紹介

<キーワード>
ロンブローゾ、デュルケム、シカゴ学派、パークとバージェス、ショーとマッケイ、双子研究、エイドリアン・レイン、脳科学

<犯罪学の視点から語るエンタメ作品>
「マイノリティ・リポート」(2002年公開、アメリカ)
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・クルーズ、コリン・ファレル、ほか

<Xハッシュタグ>#ツミナハナシ
<メッセージフォーム>https://pitpa.cc/cjf-messageform
<過去のエンタメ一覧>
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1nmy6oa_aYbdBkpuWWoRV9Hbsok4js1gI3LBPNsOmmMA/edit?usp=sharing

(構成:合同会社黒子サポート)

【丸山教授のコメント】
この番組では、罪と罰という、いっけん難しいテーマを、皆さんが普段目にする犯罪報道では語られない情報に焦点をあて、多角的な視点から語ります。この企画の原点は、学生時代に見ていた、ある窃盗事件に関する報道にあります。 高齢の方が、おなかが空いて、神社のさい銭箱からお金を取ろうとしたら、手が抜けなくなってしまって…という事件でした。報道では、これを笑い話のように紹介しました。皆さんはこの事件について、どのように考えますか?犯罪報道をエンターテイメントとして消費するだけでなく、」なんであんなことをしたんだろう”、”どうしたらよかったんだろう”といろんな想像力をもって犯罪現象について考えてくれる人が、社会に一人でも多く増えることを願っています。

番組は隔週火曜日夜です。ぜひ番組をフォローして最新のエピソードをお楽しみください。X(旧Twitter)で #ツミナハナシとつけて感想を書いていただけると嬉しいです。

【プロフィール】
丸山泰弘(まるやま・やすひろ)
1980年生まれ。京都府出身。
2010年に龍谷大学大学院博士後期課程修了〔博士(法学)取得〕。
龍谷大学矯正・保護総合センター博士研究員を経て、現在は立正大学法学部で刑事政策を担当している。
2016年 立正大学蘊奥賞(奨励賞)受賞
2016年 守屋賞(研究奨励賞)【丸山泰弘著「刑事司法における薬物依存治療プログラムの意義〜『回復』をめぐる権利と義務」(日本評論社、2015年)】受賞。
2017年 Visiting Researcher at University of London, Birkbeck (Institute for CriminalPolicy Research)
2018年-2020年 Visiting Scholar at University of California, Berkeley (Center for theStudy of Law and Society)
教職以外の役職:日本犯罪社会学会:理事、日本司法福祉学会:理事、犯罪学研究センター:嘱託研究員、治療的司法研究センター:客員研究員など
>>立正大学Research Map

 

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